ダーリンはアフリカ人 ~国際結婚&子育てのリアル~

国際結婚や子育てのリアルをお伝えします!

アフリカンbabyの母になった!~男の子が通る道・割礼~

無事に出産が終わり、退院してホッとしたのも束の間。義母から一言。

 

「私たちの習慣では、へその緒が取れたらすぐに男の子は割礼をするのよ。忘れないでね。」

でた、日本にない習慣!男子割礼!

生まれたての我が子、こんなに小さいのにおちんちんの一部をカットするなんて…想像しただけでも気の毒。。。

でも、今後アフリカに住むことを考えたら、トイレにいくたびに、割礼してないことで周りの子たちにからかわれたりしたら、そっちの方が気の毒かなぁなんて思って、割礼することで家族会議終了。

調べてみたら、アメリカでもフランスでも割礼してる人は結構いるみたい。アフリカだけじゃないんだと思ったらちょっと安心。

 

しかし、日本で割礼をしようと病院に聞いてみたところ「カツレイ…?」ってな感じで、なかなか理解してもらえず!

ウェブで必死に探してみると、東京の病院でいくつか割礼してくれるところを発見。でも、保険適用外なので、お値段にビックリ!電話で聞き込みしてみた結果がこちら(2019年8月時点、最新の情報はご自身で確認してください)。

 

東京衛生病院

 

賛育会病院

 

Tokyo Medical and Surgical Clinic

  • 対象年齢:生後3ヶ月まで
  • 条件:どちらかの親または両親が外国人であること
  • 料金:68,040円
  • メモ:部分麻酔での施術。手術時間が決まっていて、①14:00-14:45または②14:45-15:30のどちらで実施。
  • ウェブサイト:https://tmsc.jp/general-inquiries

 

割礼できるタイミングも、お値段も、かなりバラバラ。共通しているのは高いという驚愕の事実のみ…

 

結局、フランスに住む医療従事者の家族を頼って、フランス旅行したときにやってもらおうということになりました(実際フライト代金をマイルでカバーすれば、↑の料金より安く済みます…)。

 

恐るべし割礼、のお話でした。

 

 

アフリカンbabyの母になる!~マタニティのコーヒー探し@東京~

マタニティライフが始まって困ったことといえば、やはり食事。家でも食べるものを選ばないといけないけれど、外出すればなおのこと選択が必要。

 

特に困ったのがコーヒー大好きな私のカフェインレス生活!飲み過ぎなければ、一日一杯までは大丈夫ということで、過度に制限はしていなかったですが、なるべくカフェインレスな飲み物を選んでいました。

 

というわけで、東京のカフェインコーヒーを探し回った結果をお伝えします!

 

⚫コンビニ編

  • ローソン Machi Cafe カフェインレスコーヒー(S) 150円(税込)

コンビニで買えるカフェインレスの飲み物といえば、ペットボトルの爽健美茶が麦茶くらい。。。と諦めがちですが、ローソンのマチカフェ店舗には「カフェインレスコーヒー」があります!

すべてのローソン店舗で取り扱いがあるわけではありませんが、いくつかのローソン、そしてナチュラルローソンには取り扱いがあるようです。

出来立てのコーヒーをコンビニで買うという、ごく当たり前の日常が取り戻せておすすめです。美味しそうなスイーツがどうしても目に入ってしまうのが唯一の欠点でしょうか(笑)

マチカフェ

マチカフェ|ローソン研究所

 

⚫カフェ(チェーン店)編

至るところにあるカフェですが、個人のこだわりカフェにいかないとなかなかカフェインが見つからないとか、病院内にあるカフェじゃないとカフェインレスの取り扱いがないとか、探し始めると意外と難航するのが実情。私はスターバックスにはいかないので、それ以外のカフェでカフェインが楽しめる場所をご紹介します。

 

TULLY'S COFFEE カフェインレスコーヒー(トール) 360円(税込)

ほとんどの店舗で取り扱いがあるカフェインレスコーヒー。美味しいエチオピアモカコーヒーです。豆もドリップバッグも店頭で購入可能です。また、一部店舗でしか取り扱いがないのが残念ですが、通常メニューに+60円すればデカフェエスプレッソドリンクにしてくれるのは最高に魅力的です!普段から頑張るマタニティの自分へのご褒美に、足を伸ばす価値ありです♪

TULLY'S COFFEE

デカフェ|Find Your Tully's|TULLY'S COFFEE - タリーズコーヒー

 

カフェ・ド・クリエ カフェインレスコーヒー(R) 300円、アイスカフェインレスコーヒー(R) 340円

こちらのカフェインレスコーヒーの素晴らしいところは、フレンチプレス方式での提供だということ!美味しいし、冷めないし、カップで2杯分は飲めるので、とってもお得です。長居して作業したいときなどは迷わずこちらにお邪魔して、ゆっくりとコーヒーをいただくことにしています。

カフェ・ド・クリエ

ホットドリンク | CAFÉ de CRIÉ

 

ドトールコーヒー カフェインレスコーヒー(S) 220円、カフェインレスカフェラテ(S) 270円、カフェインレス豆乳ラテ(S) 310円など

一部店舗でしか取り扱いがありません。Webで検索してみたところ東京都の約500店舗中、160件あまりが取り扱い店舗だそうです。お近くに取り扱い店舗があればラッキーですね。

ちなみに取り扱いのない店舗でも、カフェインレスアイスコーヒーの紙パック(1リットル)が購入できる店はありますが、店内提供はできないそうです(笑)おうちでアイスコーヒーを楽しみたい方は、こちらで紙パックを購入して持ち帰るのも一案です。

ドトールコーヒー

株式会社ドトールコーヒー

 

星乃珈琲 カフェインレスコーヒー 450円

なんといっても星乃珈琲のカフェインレスコーヒーはとても美味しい!他のカフェインレスコーヒーに比べてしまうと高いですが、星乃珈琲の商品としての価格帯は至って普通なので、カフェインレスだけ高いわけではありません。アイスはありませんので、その点だけ注意してくださいね。

星乃珈琲

メニュー | 星乃珈琲店 オフィシャルサイト

 

上島珈琲 カフェインレスのミルクコーヒー(黒糖or無糖)Mサイズ400円、Lサイズ510円(いずれも税抜価格)

カフェインレスコーヒーはニッチな選択肢だと思われがちですが、上島珈琲では全面にこのカフェインレスのミルクコーヒーを推しているので、誰にも気兼ねせずに注文ができ、とっても気持ちがいいです(笑)

また、コーヒーを避けて生活していると、ブラックが飲みにくくなることもあったり、そもそもブラックは苦手、という方のためには、こちらのミルクコーヒーがぴったりです。優しい味わいのコーヒーを楽しみながら、クラシックな店内で、リラックスできるひとときを過ごせます。

 

以上、参考になりましたでしょうか?マタニティだってコーヒーを楽しみたい!という皆さん、都内に限った情報ではありますが、ぜひリラックスしたカフェタイムをお過ごしください♪

(※すべての情報は2019年4月作成時点のものなので、一部実態とそぐわない部分がある場合はご容赦くださいませ。)

国際結婚(結婚前)~避けてとおれない宗教の話~

外国人(アフリカ人)との国際結婚を選んだ私。結婚前にも結婚後にも、山あり谷あり色々あるのが常ですが、私たちの場合、結婚前に真剣に話し合ってよかったことが3つありました。今回はそのうちの2つ目、悩みの尽きない「宗教」についてお話ししたいと思います。

 

まず、私の夫はキリスト教プロテスタントです。彼の家族も全員がキリスト教(クリスチャン)。私はというと、日本人にありがちな、「なんとなーく神様的な、人間を超越してる存在っていると思うけど、八百万の神というか、神様の名前なんてわかりましぇん」というタイプ。この日本人独特の感覚を外国人に説明することの難しさったらないですね。だから、彼の家族に説明するときは、「私は神様を知っているけれど、神様に名前をつけたりはしない」という話し方をしています。だって、神様は信じてても、名前がジーザスでも、アッラーでも、ブッダでも、天照大神でもなさそうなんだもん。

 

一概には言えませんが、アフリカ人は宗教に熱心なところがあります。日々の生活に喜びや苦しみを覚えるごとに、神への祈りを捧げる。日本に比べてシンプルな生活だということもあって、素直に「祈る」ことのできる人間性はすごく魅力的だと感じたりもします(一方で、日本人的な感覚で眺めてみると、何でそんなに何回も悪いことしてるのに、毎度毎度「赦される」のかなぁと不思議に思うことも…(笑))

 

そんなわけで、私たちの宗教論争?のタイミング、付き合ってすぐにやってきました。4月のある日、彼から「イースター礼拝があるから一緒に来てほしい」と言われ、(しぶしぶ(笑))ついていきました。教会に行ったのも初めて、一神教の考え方を目の当たりにしたのも初めて、そして宗教への勧誘を受けたのも人生で初めてのことで、私の心はたちまち拒否反応で覆い尽くされてしまいました。でも、彼が言ってくれたのは「別に無理にクリスチャンにならなくていいから」ということ。彼にとって宗教がどれだけ大切なものかというとのは、なんとなく私にも分かっていたので、それ以来「私はクリスチャンになりたくないけど教会にはついていく」という日曜日を続けました。聖書の言葉でわからないこと、納得できないことは、帰りに彼にぶつけ、これまた喧嘩になることもありましたが、こんなことを繰り返しながら、彼の大事にしてるものをなんとなく理解するように努めていきました。

 

付き合ってるときは「なんとなく理解する」くらいのレベルでよかったのですが、結婚が迫ってくると現実的に考えないといけないことがでてきました。

①結婚式のスタイル

②子供の宗教

③生き方そのもの

 

①については、彼の教会の牧師はクリスチャンとノンクリスチャンの結婚式はやらない、というのを明確に打ち出していたので、彼がお世話になった牧師に結婚式をしてもらうには、私がクリスチャンになる必要がありました。彼のために、何度もクリスチャンに無理やりでもなろうと試みましたが、私にはどうしてもできなかった。今までの人生に何一つ後悔もなく、周囲の人との関係も良好な私にとって、何かを自らの手で変えてしまうことはあまりに怖くてできませんでした。そもそも、彼のためにクリスチャンになるという発想も、自分と神様という二人だけの関係において、不純な動機であることは間違いないし、自分に嘘をついて苦しんでまで、その牧師さんに挙式していただくことが本当の「恵み」なのか、と考えたときに私の中でふっきれました。彼に「私は今のところクリスチャンになるつもりはないから、人前式で、宗教色なしで挙式しない?」と提案し、受け入れてもらいました。

 

②の子供の宗教については、物心つかないうちから入信させるようなことはせず、大きくなってからその子が選ぶということですんなりまとまりました。もちろん日曜日に家族で教会に行くのは、彼が望めばオッケーという前提で。

 

③の生き方そのものというのは、いくつかクリスチャンの方が書かれた本を読んだり、話を聞いてみて、「同じ宗教だと夫婦生活もやりやすい」とつくづく思ったことにあります。信じているものが同じであれば、喧嘩しても「これは神の言葉に反するね」と言って、第三者を持ち出すことで、夫婦の二人が直接ぶつかり合うことを避けることができる。とても賢くて、合理的で、幸せなやり方だと思います。よく牧師の先生に「あなたが心を決めれば明日からクリスチャンになれるよ。その方が旦那との生活でも楽だよ。」と言われますが、私にとって彼とぶつかることは、一時的な苦にはなっても、一回一回学ぶことがあるので、そこまで避けたいものではないんです。

 

宗教に限りませんが、国際結婚で最も大切なことは、相手との違いを理解して、相手のありのままを受け止めるということ。違って当たり前だけど、同じになる努力は必ずしも求められていないというのを時に忘れてしまい、同化への強迫観念に襲われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。もともと似てる部分があればラッキーですが、基本的には違って当たり前。無理に同じになる必要は全くないと思います(イスラム教のように宗教で定められている場合は別ですが…)。違う部分があるからこそ、パートナーとして二人でいることによって、より広い範囲をカバーできるという考え方もあると思いますし、同じ宗教を志向するとこで同じ方向に二人で向かっていきたいという考え方もあると思います。私は前者を選びましたが、どちらを選ぶかは自分次第なのだと思います。

 

★このブログでは外国人(アフリカ人)との国際結婚の経験を持つ日本人女性の体験を公開しています。周囲に外国人との恋愛や国際結婚で悩まれている方がいらっしゃれば、ぜひシェアしてください★

 

★国際結婚といっても、ケースは様々。ここに書いていることは「ダーリンはアフリカ人」の私のケースであり、アフリカの中でも国によっては当てはまらないこともありますので、あくまでも個人のケースとしてご理解ください★

国際結婚(結婚前)~アフリカの家族とのつきあい方「家族」の定義の違い~

外国人(アフリカ人)との国際結婚を選んだ私。結婚前にも結婚後にも、山あり谷あり色々あるのが常ですが、私たちの場合、結婚前に真剣に話し合ってよかったことが3つありました。今回はそのうちの1つ目、「家族」の価値観や定義の違いについてお話ししたいと思います。

 

私の結婚前の「家族」といえば、父、母、兄弟+祖父母みたいな感じ。あくまでも近親者。働きはじめてからの会う頻度といえば、同じ東京住まいでも月に1回程度。電話することほぼなし。

 

ダーリンの「家族」の説明を受けてみると、父、母、母(第2夫人)、妹×数名、弟×数名、いとこ×数名、叔父叔母×数名、母の姉の子供の子供、父の親友、などなど、とにかく範囲が広く、人数が多い。ていうか「いとこ」が多いけど、よくよく聞くと「それはいとこじゃないよね?」「じゃあ日本語で何ていうの?」「…親戚?」なーんて会話もしばしば。説明もできないくらいの大家族!!

 

加えて、うちのダーリンの実家は一夫多妻。つまり、私の義母は2人。義父は1人。日本で聞いたらなんだそりゃぁ!という話。もちろんダーリンと血の繋がったお義母さんは一人だけだけど、実の母も養母も同じように扱うというのがお約束。小さいときには、実母がフルタイムで働いていて、養母がずっと家で子供の面倒を見てくれていたそう。ある意味効率的で、すごく家族に優しい仕組み。

 

でも、こんなことが(精神的にも、経済的にも)できちゃうのは、義父が素晴らしい人間性の持ち主だからこそ。現代の世の中では、一夫多妻を選ぶ人は少なくなっているようだし、争いも絶えないという話を耳にしたりします。家族も色々ですね。よく友達には「え、じゃあ、あんたも一夫多妻でいいの?!」と聞かれますが、私はいつも、「まず一人の妻を満足に養えてから次を考えてください」とダーリンに言ってあります(笑)

 

さて、家族の話に戻って。とにかくダーリンの「家族」は広い。兄弟だって決して血が繋がっているわけではなく、じゃあ他の兄弟のお母さんって誰?と聞いても「知らない。そんなことは大事じゃない」と一蹴。血縁関係云々ではなく、「一つ屋根の下でずっと一緒に暮らしてきた」のであれば、それは彼らにとって紛れもなく「家族」なのだと教わりました。寛大な心はアフリカの大地の象徴。

 

そしてこの広い「家族」を愛するべく、海外に住む「家族」にマメに連絡することが求められます。だから土日は親戚に電話していたらあっという間に一日が終わってしまう(笑)離れて暮らしていても声くらいマメに聞かせなきゃというお互いの愛が、離れ離れの家族を繋いでいます。だからこそ、再会して目の前に家族がいるときの喜びもひとしお。土日家族とばかり話している…という不満の声が漏れてしまいそうですが、家族への愛を行動に移せるのは素晴らしいことと思って、多目に見てあげてくださいね。

 

まとめです。結婚前に心得ておかなければいけない「家族」の価値観や定義について。

・彼らにとって「家族」は本当に大切な存在で、多くの人が「家族」というカテゴリーに分類される。人数は多く、血縁は絶対でないこともしばしば。相手が「家族」と呼ぶ人はみんな「家族」だと素直に受け入れ、余計な詮索はしない方がベター。

・今でこそSkypeなどがあるものの、「家族」に連絡するのは1週間の大イベント。電話が長くても、電話代がかかっても、ある程度は多目に見てあげよう。

・結婚するということは、その「家族」の一員になることで、個人と個人の好き同士の関係を遥かに超越している。結婚前に彼の大切な「家族」には出来るだけ会っておいて、お互いに信頼できる人を一人でも見つけておけるといい。

 

何よりも、お互いの「家族」の価値観や定義を理解した上で自分たちがどんな「家族」を作りたいかが、未来に向けて最も重要なこと。どんなに喧嘩しても、じっくり時間をかけて話し合っておきたいポイントだと思います。

 

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★国際結婚といっても、ケースは様々。ここに書いていることは「ダーリンはアフリカ人」の私のケースであり、アフリカの中でも国によっては当てはまらないこともありますので、あくまでも個人のケースとしてご理解ください★